網膜には光を感じる細胞(視神経)があり、そこに写った像が電気信号に
変換され、視神経を通って脳に送られます。
こうした重要な役割を担っている網膜に孔が開いたり、
裂け目が出来る病気が「網膜裂孔」です。
一方、網膜が剥がれてしまう病気が「網膜剥離(網膜はく離)」で、
視野欠損や視力低下の原因になります。
網膜剥離(網膜はく離)には、網膜裂孔などが原因で起こるタイプと、
網膜裂孔と関係なく起こるタイプの2つがありますが、全体の8〜9割は、
網膜裂孔が原因で起こる「裂孔原性網膜剥離」です。
このサイトでは、主に「裂孔原性網膜剥離」について取り上げていきます。
網膜剥離(網膜はく離)は、20歳代の若い世代と、
50歳代以降に多いのが特徴です。
また、近視の程度が非常に強い人も、網膜剥離(網膜はく離)を
起こしやすい傾向があります。